書籍『うまくいっている人の考え方』を読んで、
きっと役立つと思って実践しようとした人も
いることでしょう。
ところが、結構たくさんの方が、
なかなか本に書いてあるように結果が出ずに、
結局本を読んだだけということも
あるのではないでしょうか。
『うまくいっている人の考え方』では、
数々のポイントが紹介されておりましたが
それでもうまくいかない方の原因として、
過去のマイナス体験とか
自尊心・自己肯定感が下がる原因が
足をひっぱって実践する内容が効果が
出ないケースがよくあります。
ここでは、あらためて前半の第一章で、
うまくいっている人の考え方の要約を紹介し、
実践しても結果がでない方に向けて、
私からの提案をいくつか第二章でご紹介いたします。
こういった勉強をしても、
なかなかポジティブになれない、
自尊心が高まらないという方は
実践していても、なかなか結果が出ずに
しんどい思いをされている方が多いので
少しでもこの記事が、
そういった状況を突破できる参考に
なればと思います。
1.本の要約(うまくいっている人の考え方)
うまくいっている人の考え方は、アメリカの著述家が執筆したベストセラーです。
著者のジェリー・ミンチントン氏は、長年経営者としてビジネスに携わり、その中で
『人が自尊心を高め、自らの価値を確信することが、人生における成功や幸福に直結する』
ということに気づき、自尊心の研究をはじめました。
この本の中心にあるテーマは『自尊心をどう高めるか』ということ。
一見、自尊心を高めることが、うまくいっている人の考え方にどう結びつくかと思うのですが、その疑問は本書を読むことで解消されるでしょう。
さて、自尊心とは何か?
本書では、『自尊心』のことを下記のように紹介しております。
自分のことを好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を想像するに値する人間だと信じる気持ちのことです
自尊心は本来みんなが持ち合わせているものですが 、過去の色々な出来事から、自尊心をなくしてしまっていることもあります。
ではどのように自尊心を高めていけば良いか
ここではいくつかのトピックを紹介しようと思います。
どれもすぐに実践できるものを厳選いたしました。
ぜひ試してみましょう。
1-1.自分を許す
『自分はなんてバカなんだ』とののしったり、自分を非難したりしてはいけない。
そんなことをすると、自分のすることはなんでも間違っているんじゃないかという気持ちになってさらにミスを繰り返す事になるだけだ。
もし仕事やミスをしてしまった場合、あなたはどのように考えるでしょうか?
- ミスに対して落ち込む
- ミスはミスとして考え、そこから学ぶ
私は、以前ミスをしたら落ち込んでしまい
その後に自分の選択を信じられなくなる
という時期がありました。
そして何かが起きた時に
『やっぱり自分はダメなんだ』と思っていました。
そんな時に、自分を許すということを
学びました。
やり方は、自分がミスをしたときに
『だいじょうぶ、たいしたことはない』と心でつぶやく。
そうすることで肩の荷がおりミスをすることが減りました。
そして自分に優しくなり、心にも余裕ができたように感じます。
今までは、
『失敗してはいけない、完璧ではなければ』
という気持ちが大きく、ミスが起きたときに
『お前はダメな人間だ』と言われている気持ちになり
なぜミスが起きてしまうか考える余裕もありませんでした。
しかし、
『ミスはミスとして認め、なぜ起きてしまったか考える』
ようにしてからは、自分はどういう時に失敗するのか
そしてどうしたら、ミスを防げるのかを考えるようになりました。
また自分の思考パターンにも気づくことができ
- どういった時にミスが出やすいのか
- どういったときは、上手くいっているのか
冷静に自分を観察することができるようになりました。
その結果、今では必要以上に落ち込むことが少なくなったと感じます。
1-2.自分のために30分つかう
毎日、自分にこんな予約をしよう。自分が心から楽しめることをするための質の高い時間を、少なくとも三十分は確保する、と。
気がついたら1日が終わっていたということはないでしょうか。
ここ数年、気がついたらあっという間に時間が過ぎていたということが多くある・・
やりたいことはあってもなかなか時間が取れないということを言い訳にしている事があります。
本書では、自分が心から楽しめる時間を少なくとも30分は確保するように勧めていて
ここでのポイントは
- 手の込んだものでなくてもよい
- 何もせずに心を落ち着かせて座っているなどの
簡単なものでよい
とあるから、気軽に取り入れやすいでしょう。
これをすることで、自分の必要性を満たすことは自分にとって大切だという意識を持つことができるようになることでしょう。
自分は、自分のための質の高い時間を
毎日確保するに値する人間だ
日々、仕事や家族、友人の要望に答えているうちに自分というものをないがしろにしていないでしょうか。
まずは1日30分だけ
自分のための時間を取ってみることから始めてみたらいかがでしょうか?
1-3.感謝やほめの言葉はすぐに口にする
感謝の言葉や誠実なほめ言葉は、 相手だけでなく自分も前向きな気分にする。
感謝の気持ちを伝えようと思っていたけど
タイミングを待っていたら、伝えそびれてしまったという経験は誰にでもあることではないでしょうか。
本書では、自分がどれだけ感謝しているかそしてその気持ちを心に秘めているだけではいけないとあります。
それは、あなたが感謝を伝えることで
相手だけでなく自分もいい気持ちになる
ことができるからです。
また、本書ではほめの言葉についても書かれております。
*ほめ言葉は、いつでもどこでも口にすることができる無限の資源である。
*相手に感謝の気持ちを表現することで、自分が寛大な気持ちになれる。
*自分が評価されていることを知っていても、それを誰かから言われることで向上心をさらにかき立てられる。
ほめことばを出すときは誠実で誉め言葉を伝える。
本当はそう思っていないんだと・・・といった言葉は相手に必ず見抜かれてしまうものでしょう。
助けてもらったとき、お礼を伝えたい時
そして感謝をすべきタイミングを図るのではなく
今、すぐここで、伝えることを実践することが大切で
感謝の言葉や誠実なほめ言葉は、相手だけでなく、自分も前向きな気持ちになることでしょう。
本書では、今回お伝えした3つ以外にも日々の生活に取り入れやすい内容を紹介しております。
週に1項目づつ、
1年間にわたって取り組んでも良いです。
あなたの状況にあったものを見つけて取り組んでも良いでしょう。
※引用書籍:うまくいっている人の考え方 ジェリー・ミンチントン(著)ディスカヴァー・トゥエンティワン; 完全版 (2013/4/27)
2.うまくいっていない根本原因とは?(提案)
1章では、著書:うまくいっている人の考え方をご紹介いたしました。
すばらしい内容を書いているのですが、これだけベストセラーになっていても残念ながら結果が出ない人が多いのは、こういうことです。
- 過去の経験からセルフイメージ・自己肯定感・自尊心が下がっている
- トラウマを改善せずに放置している
- 身をおいている環境がよくない
(マイナスをいう人と一緒にいたら実践のが難しい)
まずは、一つずつ詳しくみていきたいと思います。
2-1.過去の経験からセルフイメージ・自己肯定感・自尊心が下がっている
- 自分に自信がもてない
- 失敗しそうで新しいことに挑戦できない
- 将来に対して、漠然とした不安がある
そういうことを思ったことはありませんか?
実は、これは『セルフイメージ』が関わっているということが関係しております。
セルフイメージとは、自分が自分自身にもっているイメージのことです。
私たちは産まれてから色々な経験を通じて、過去に自分が経験したことが セルフイメージをつくる要素になります。
例えば、子供の頃にテストで悪い点数を取ってしまった時に
『あなたは勉強ができないのね・・・』
と言われたことがあるかもしれません。
たまたま体調が悪かったり、勉強していなかった部分が
でてしまったのかもしれませんが何度か、同じようなことが続くと
『私は勉強ができないんだ・・・』
といったセルフイメージをもってしまい
しまいには、勉強することすら嫌になってしまうケースもあります。
社会人になっても
セルフイメージが作られていきます。
例えば、あなたがやりたいと思っていた仕事があったとします。
しかし、同じタイミングで同僚や先輩に、その仕事が任されてしまうことになりました。
悔しい思いや、現実を逃避するために
『どうせ頑張っても任せてもらえない』
『いつもやりたい仕事はできない』
というように思っているかもしれません。
しかし、このようなことが何度も続いていると
いつしか洋服のシミのように思い込みが深いセルフイメージとなっていくのです。
そして、 「自分にはできないかもしれない・・・」というセルフイメージ(思い込み)を持っていると、
セルフイメージに応えるかのような出来事が起こることがあります。
例えば
- やりたい!と思っていた仕事など、結局ライバルに先を越される
- あとちょっとの所で、挫折させられるようなことが起こる
- 上手くいかないことばかりがおきる
などです。
ここまで書いたように、セルフイメージを変えないと
どんなに知識を入れたとしても、
結局セルフイメージにとらわれた人生を
送ることになってしまいます。
あなたが、 あなたらしく生きる為の
大切なキーワードになる
といっても過言ではありません。
2-2.トラウマを改善せずに放置している
心にキズを持ったままだと
なかなかポジティブになれない所があって、どうしてもマイナス思考に囚われてしまうことがありがちです。
人間関係でも、人との距離の取り方が分からなかったり
コミュニケーションに支障が出てきてしまうケースもあります。
どこかのタイミングで、自分の傷ついた心やトラウマを体験を改善したり癒していくことを検討してみましょう。
そういった心のキズやトラウマを改善しない限り、人生では、結構同じことが継続して起こることがあります。
自分の過去の経験や嫌な思い出と向き合うのは、つらいこともあるかもしれません。
しかし、この根本原因を知り、癒し、改善することにより、
自分のうまくいかなかった原因を知ることができる
きっかけになるのではないでしょうか。
この記事を作っているLife&Mind⁺は、
NLP-JAPANラーニング・センターという心理学のスクールが運営しています。
そこでは、人生や人間関係をより良いものにし、ビジネスで結果を出すための心理学を伝えており、
スクールに通われている皆さんは、経営者や会社員の方々、主婦の方から学生といった様々な方がいらっしゃいます。
NLPの中には自分の心の傷やマイナス思考を変える学びも出てきますので
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2-3.身をおいている環境がよくない
(マイナス発言が多い人と一緒にいると悪影響を受けやすい)
ニューロ・ロジカル・レベルとは、NLP分野の権威であるロバート・ディルツ氏によって体系化されたもので、人の変化を以下のレベルに分けて考えます。
- 自己認識:自分が何者か、どんな存在か
- 信念・価値観:何を大事にしているか、何を信じているか
- 能力:何ができるか、どんな資質があるか
- 行動:何をするか、何をしたか
- 環境:自分の外観、自分の身の回り
もしあなたが、自分自身を変えてうまくいく人生を送りたいと考えているのであればこの考え方は重要です。
私たちは、このピラミッドにあるように、
日々の環境や外部から受けた影響で、大きく物事に対する考え方が決まっていきます。
そのため、自分の身を置く環境はとても重要なのです。
例えば、もしあなたがこのような環境にいたらどのような気持ちになるでしょうか
- やりたいと思ってもどうせ無理だと言われる
- 他人の成功を喜ばずに、足を引っ張られる
- 常に、悪口とゴシップであふれている
このような環境に身をおいても影響を受けないので、大丈夫!と思いたいのですが
人は、どうしても周りにいる人の影響を受けるものです。
そして、自分自身も気が付かないうちに環境に適応した型にはまっていってしまうのです。
では、どうしたら良いのでしょうか。
それは身におく環境を選び、「いい人間関係を築くこと」です。
具体的には
- 発言がポジティブである
- 相手を思いやる気持ちがある
- 困ったときには親身になってくれる
- 自分にとってのウィークポイントを教えてくれる
- お互いを高めあうことができる
このような人間関係の中にいると良いでしょう。
しかしもし、あなたが、このような状況であったとしたら・・・
- 愚痴や不満が多い
- マイナスの発言が多い
- 何かにチャレンジしようとしても
反対ばかりされる - 自分のことを否定してくる
- 人間関係を損得ばかりで考えている
- 相手の立場によってコロコロと態度を変える
このような人と一緒にいたら
あなたがどんなに、ポジティブで前向きに考えようと思っても難しいかもしれません。
人は一緒にいる人に影響を受けるので自分がポジティブで前向きになれるような人たちとの関係を築くように心がけましょう。
まとめ
今回は、「うまくいっている人の考え方」から、人生を上手くいかせる方法についてお伝えしました。
自分の内面を変えるためにはもちろん本でも上手くいきますし、たくさんの方が学びにきている実践心理学NLPが役立つと思います。
興味のある方は、無料レポートを登録するか、体験講座(オンライン)でも学べるので、ぜひ顔をだしてみてください。
そこで、また大きなヒントがあると思います。