「才能がほしい」あなたに必要なのは
【自分の持っている才能に気づくこと】です。
- あの人に比べて私は何も才能がない
- 才能があったらもっと結果が出せるのに
- 才能がないから自分のことを好きになれない
そう思い、本を読んだり、
ポジティブに物事を考えたり、
自分なりに頑張って、
新しい才能を手に入れようとしても、
なかなか上手くいかないのが現実だったりします。
あなたの中には、
どんな才能が潜んでいるのでしょうか。
「自分では、当たり前にできること」
そんな部分が、才能だったと気づくことや
才能に変わっていくこともあるかもしれません。
「才能」は、誰しもが持っているものです。
その事実に気づけば人生が好転する
と言っても過言ではないでしょう。
この記事では、才能が欲しいあなたに、
本当の才能に気づき、手にするための方法と、
その才能に気づけない、
意外で恐ろしい心理もご紹介していきます。
1.才能に気づく方法
そもそも才能とは、「物事を巧みになしうる生まれつきの能力」のことです。
つまり、才能は限られた人のみに与えられるものではなく、誰しもがもともと持っているものだといえるでしょう。
才能は誰しもが持っているものですが、それに気づかずに生活をしている人も多くいます。
これからご紹介する方法を実行すれば、あなたは自分の才能に気づくことができ、今よりももっと唯一無二の存在になれるでしょう。
1-1.自己探究
才能に気づくためには、
まず自分を知ることです。
そうすることで、自分の傾向を知ることができ、思わぬところで才能を見つけることができます。
ここでは、そのための「自己探究」について実践心理学NLPをもとにご紹介します。
では、まずは才能を見つけやすくするためにも、自分がどの分野で才能をみつけたいのかを決めていきます。
例えば、
- 人生においての才能をみつけたい
- 仕事で才能を見つけたい
- 人との関係の中で才能をみつけたい
など、どのような分野で才能がほしいか具体的に考えます。
決まったら次に、以下のように質問をしていきます。
■質問
「◯◯について、あなたには何が大切(重要)ですか?」
答えが8〜10個出てくるまで、この質問を繰り返していきます。
■例 :仕事の分野
「仕事について、あなたには何が大切ですか?」
- 信頼
- スピード
- 仲間
- 時間
- 健康
- 情熱
- 思いやり
- 自由
この質問をすることで、あなたがその分野において大切に思っている「価値」を知ることができます。
この価値とは、私たちの無意識の深いところにある判断基準のことをいいます。
そして、私たちの行動を動機づけるものは、この価値であると言われています。
上記の手法は心理学NLPで、価値観(バリュー)を見つけだすために、非常に効果的と言われているものです。
ここで出てきた価値観は、あなたが無意識の深いレベルで持っている評価のフィルターですので、思わぬところであなたが大切にしていることや、こだわっているものが分かってきます。
では、出てきたものからさらに深掘りをして自己探求を進め、あなたの才能を見つけるヒントを得ていきましょう。
例をもとに一緒に考えていくとするなら、この人は仕事で信頼を大切にしていますね。
ここから更に質問をしていきます。
■質問
「それってどうして大切ですか?」
■例 :
「仕事で信頼を大切にしています」
- →それってどうして大切ですか?
人と関わっていくから - →それってどうして大切ですか?
仕事が楽しく感じるから - →それってどうして大切ですか?
やる気になるから
大体3回ほど「どうして大切ですか?」を聞いたら、あなたの本質がみえてきます。
本質が見えてくると、あなたの気づいていない才能に気づくことができます。
例えば、この人は
- 一人よりも仲間と仕事をすることが好き
- 人との関わりが楽しい
- 楽しむことが原動力になる
という特徴がみえてきます。
そのため、仕事においては、このような才能があるかもしれませんね。
「仲間と気持ちを合わせながら、チームで協調的に動くことでモチベーション高く取り組むことができる」
仕事においては、一人で取り組むこともありますがチームで取り組むことも多く、協調的に動くことは大事なことですので、これは才能と言えるでしょう。
ぜひ、この自己探究の方法を試して自分の才能のヒントを得てみてください。
1-2.他人に聞く
手っ取り早く自分の才能を知るには、
他人に聞くことです。
自分のことだと客観的に見れず、何が自分の才能なのか分からない方もいらっしゃると思います。
その場合は周囲にいる家族や友達、職場の上司や同僚などに、聞いてみましょう。
第三者から見たあなたは、あなたが思ってもみない、あなたの能力を知っている可能性が非常に高いです。
客観的に見られた姿が、真のあなたといっても過言ではないでしょう。
例えば、
これは私の体験談になりますが、
私も自分の才能や魅力が分からない時期があり、家族に「私の才能ってなにかな?」と急に投げかけたことがあります。
すると母親から、
「みなみは、どんなことも諦めないでやるところ。責任感も強いし、根性もあるし、すごく良いところだと思うよ」という返答がありました。
それを聞いたときに、自分では、どちらかというと諦めが早いほうだと思っていたので、「私には最後までやり遂げる力があるんだ」と自分を認めることができ、とても嬉しい気持ちになりました。
また、母親からの答えを聞いたときに、ふと、昔のバイト先の店長に「内藤さんの良いところは、ガッツがあるところだよね」と言われて嬉しくなったことも思い出しました。
母親から言われた「根性がある」と似ており、共通して他人から言われているのであれば、それは事実なのだろうと、より確信をもつことができました。
そこから私は自分の才能は、
- 諦めずに物事を成し遂げること
- 根性(ガッツ)があるところ
であると思っています。
以上は私の体験談ではありますが、他人に聞くことで自分では言語化できなかった部分が言語化できるようになったり、新しい自分の一面を知ることができました。
みなさんも是非、勇気を出して聞いてみてください。
きっと新しい発見があるはずです。
もしも、「私の才能ってなにかな?」といきなり聞くことが難しいという方がいれば、「自分の長所」や「人と違うところ」を教えてと言うと伝えやすいかもしれませんね。
1-3.努力する
ここまで自己探究や他人に聞く方法をご紹介しましたが、それを試していても、
自分の才能や強みが、いまいち分らない。
そんな方には、とにかく努力すること・時間をかけることをおすすめします。
「そんな~」と嘆きの声が出るかもしれませんが、ひたすら努力することで【才能】となっていった事例は豊富にありますので続けます。
皆さんご存知のイチロー選手は、小学生中学年以降、1年365日中・360日も激しい練習をしていたそうです。
あのダルビッシュ・有選手はTwitterでこのように発信されています。
土、日の休みが消え。 夏休みが消え。冬休みが消え。 友達が遊んでる時に練習してた。 だから今がある。2010年12月29日
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。2020年6月11日
そうは言ってもイチロー選手は、お父さんが熱心でいらっしゃったようだし、ダルビッシュ選手は体格も恵まれているし、参考にならない!って方にはこちら。
日本代表の主軸とされる、山本 由伸選手。
岡山県備前市出身のプロ野球選手で、年俸6億5000万円(2023年)とされていますが、もともとはエリート街道を歩く選手ではなかったそうです。
子供の頃は体も小さい方で線も細く、「普通の野球少年」だったと言われています。ですが、そんな中3の夏、岡山支部予選決勝で放った渾身のストレートは、見事な一球だったと言われています。
その後、宮崎県の都城高校への進学が決まり、そこから、時間があれば練習をする日々が始まったそうです。
そうして、中学3年夏の引退時に120キロほどだった球速が、卒業時には130キロに達し、高校2年には、150キロを出すほどに。
私はバレー部でしたので、同じではないのですが球速を上げるには並々ならぬ努力があることが、容易に想像できます。
出典・参照元
リアルスポーツ「山本由伸の知られざる少年時代。背番号4の小柄な「どこにでもいる、普通の野球少年」が、球界のエースになるまで」
ここまでで才能を見つける3つの方法を紹介しましたが、これらの方法で才能を見つけることができたのであれば、それを更に開花させていくことで、自信を持って「私の才能」と言えるようになるでしょう。
私自身、才能に気づいていなかったときには、「自分には何もないな~」と感じていましたが、
いざ、自分の才能に気づいて、それを意識して生活してみると、自分の行動に自信が持てたり、その特徴を「更に良くしたい」、「もっと活かしていきたい!」と思うようになりました。
また、心理学NLPでも人は1,100万BPS(ビットパーセカンド)の情報から126ビットの情報を自分で選んで認識していると言われています。
これは、爪楊枝が1,100万本降ってきたときに、126本分(約1箱分)掴むようなものです。
まさにそれと同じで、自分の才能に気づき認め始めると途端に、それに関連した自分の良いところがたくさん見えてきます。
ぜひご紹介した方法を試し、「才能がほしい」あなたが「才能に気づいた!」となっていただけることを願っています。
2.才能に気づけない!?その意外な真実とは
才能は誰しもがもっているものです。
では、なぜ私たちは自分の才能に気づけないのでしょうか。
その原因には、自分でも信じ難いものがあるかもしれません。
特に3つ目は、知らないでいると恐ろしいなと思います。
早速意外な真実を知って、あなたの才能に気づいていきましょう。
2-1.他人と比較している
才能に気づけない原因の一つとして、
「自分に自信がなく、他人と比較してしまう」
ことが考えられます。
この場合、あなたがどんなに素敵な才能を持っていても、
「いや、私なんて。。。」
「もっとすごい人がいるから」
といつまで経っても自分の才能を認めることができません。
たとえ、自分よりもその分野で優れている人がいると思ったとしても、あなたならではの素敵な要素があります。
そして、そもそも人と比べる必要は全くありません。
才能は一人一人が必ず持っているものです。
自分のことを認めてあげて、本来のあなたの才能を開花させましょう。
2-2.当たり前にできている
才能に気づけない原因として、
「自分では無意識に、当たり前に行っている」
ことも挙げられます。
この場合は、本来あなたは素晴らしい才能を持っているにも関わらず、自分にとっては当たり前にできるばかりに、それがあなたの才能だと気づいていないのです。
ですので、自分の才能を自覚して
「これが私の才能だったの?!」
とびっくりしてしまう方もいらっしゃるかも知れませんね。
心理学NLPでは、人の思考は約90%が無意識と言われています。
自分では無意識に行なっているその行動にこそ、あなたの才能が隠れているかもしれません。
ですので、1章でご紹介した方法を試して、あなただけの才能を見つけていきましょう。
2-3.本当は気づきたくない
意外かもしれませんが、
才能に気づけないのは、
「本当は気づきたくない」
とあなた自身が思っている可能性もあります。
そんなはずない!と思う方もいらっしゃると思いますが、この行動には肯定的意図があるといえます。
肯定的意図とは、あなたの無意識が起こす一見ネガティブな行動の中にある、何かしらのポジティブな目的のことです。
そして心理学NLPでは、このように言われています。
『人は、持てる限りのリソースを使って最善を尽くしている。』
- 行動は適応するための調整。
- 今、とっている行動はその人にとって最良の選択である。
- すべての行動は肯定的意図によって起きている。
他者から見ると良くないことでも、本人には正当な理由があることが多いのです。
例えば、「人にものごとを上手に教える才能があるAさん」がいるとします。
ここでAさんが、この才能に気づいていないときの肯定的意図として考えられるのは・・・
「今よりも仕事が増えるのが嫌。
だから、気づかない方が楽。」
つまり、Aさんは無意識で、才能に気づくよりも楽を手に入れることを求めていることになります。
才能が欲しい < 楽でありたい
このように才能をもっていたとしても、あなたの無意識が本当に求めているものが、あなたの才能を見つけることを邪魔している可能性があります。
あなたの無意識が何を求めているのか?肯定的意図とは?といった人間心理を知りたい方には、実践心理学NLPを本格的に学んでみることをお勧めします。
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まとめ
才能は誰しもが持っているものです。
自らの持っている素晴らしい才能を見つけるためには、この3つの方法が有効です。
- 自己探究
- 他人に聞く
- 努力する
そして、才能に気づけない原因には
- 他者と比較している
- 当たり前にできている
- 本当は気づきたくない
がありましたね。
原因に気づくことができたのであれば、あとはそこに適切なアプローチをしていくだけです。
ぜひ自分の才能に気づいて、自分の人生を豊かなものにしていきましょう。