プラス思考になれず、
物事を悪い方に考えてしまって苦しい…。
「もっとプラスに考えなよ。」
と言われても、それが難しい…。
「どうしたら、そんなにプラスに考えられるの?」
とプラス思考の人に質問しても、
「あんまり考えないようにしているからかなー」と
ふわっとした答えが返ってくる…。
こんな経験をされたことはありませんか?
実はプラス思考の人には
「本人も気づいていない、
言語化できない、思考のパターン」
が存在すると考えられるのです。
では、どうしたらマイナス思考から抜け出し、
プラス思考のパターンを
身につけられるのでしょうか?
今回は、プラス思考を身につける方法として
- 簡単に取り組める手軽バージョン
- 本気で自分の内面を変える根本解決バージョン
の2つを、
実践心理学NLPを人生に活用してきた、
NLPトレーナーの視点からご紹介します。
自分の内面、人生を根こそぎ変えたい方は、
ぜひ、最後まで読んでみて下さい。
物事をマイナスに捉えがちな自分を手放し、
人生を楽に楽しんでいきましょう!
1.プラス思考とは
プラス思考とは、物事のいい側面を見つけ、肯定的に捉えられるようになる思考のことです。
このような思考が身につくと、いい精神状態でいることに繋がり、常に笑顔でいられたり、周囲に明るい印象を与えられたりします。
あなたもきっと、なんとなくプラス思考のほうが良いと感じているかと思います。次でプラス思考の具体的なメリットと、マイナス思考のデメリットをお伝えしていきます。
1-1.プラス思考がもたらすメリット
プラス思考は、あなたが人生を楽しむために、大きなメリットをもたらします。
プラス思考でいられると、自然と物事の良い側面に目が行くようになるからです。
物事の良い側面に目が行くようになると、変化することや地道に努力することなど、短期的には一見マイナスに捉えてしまいがちなことも、ポジティブに捉えられるようになります。
例えば仕事の場面では、何事にも積極的に挑戦して、前向きに努力をできる人は魅力的ですし、評価や結果を残すことにも繋がります。
部署異動や転職などをしたとしても、プラス思考な方は、うまくいく場合が多いでしょう。
プライベートの場面では、結婚や出産・子育てなど、ライフステージが変わっていく中で、その変化をポジティブに受け止めて楽しめる人は、たとえ忙しくても、人生が充実していると感じるはずです。
日常の捉え方が変わると、さらにプラス思考が加速していき、発言や行動もポジティブになるという、良い循環が生まれやすくなります。
また、プラス思考であるということは、周りの人にも良い影響をもたらします。
「類は友を呼ぶ」という言葉を、聞いたことがあるのではないでしょうか。
まさにその言葉の通り、自分と似たような人や、自分が付き合っている人と同じような性質を持つ人を呼び寄せるもの。
あなた自身がプラス思考になると、自然と周りの人もプラス思考に変わっていくかもしれませんし、もっと言うと、新たにプラス思考な人たちと出会い、今よりもっと世界が広がっていくことでしょう。
1-2.マイナス思考がもたらすデメリット
一方でマイナス思考は、あなたが人生を楽しむうえで、デメリットをもたらします。
一般的に人は、ポジティブな相手を求める傾向にあります。
マイナス思考が強かったり、プラス思考になれなかったりすると、周りから敬遠されてしまう場合があります。
その結果、仕事やプライベートで、うまくいかなかったり、頑張っても評価されないといったことが、将来に渡って続いてしまう可能性が高くなるのです。
そして、マイナス思考においても「類は友を呼ぶ」という法則は作用します。
付き合っている人たちがネガティブなグループならば、思い切ってお付き合いしているグループの環境を変えることが必要かもしれません。
ただし、自分の中にあるマイナスのパターンを変えてから環境を変えないと、ポジティブな人たちに無理して合わせようとすることになり、しんどいと感じる可能性もあります。
根本解決してからでないと、自分を苦しめることになりかねません。
具体的に自分を変えていくためには、心理学を学んだり、セラピーを受けるといったアプローチが必要かもしれません。
3章では、そんな自分の内面を根こそぎ変える方法について、実践心理学NLPを取り入れた方法の一部をお伝えしていきますので、思い当たることがある場合には読み進めてみてください。
まずは、次の章でマイナス思考から抜け出すための「簡単に取り組める手軽バージョン」をご紹介していきます。
2.マイナス思考から抜け出し、プラス思考になる手軽な方法
ここからは、プラス思考を手に入れるために、簡単に取り組める方法についてお伝えしていきます。
2-1.自分の考えを書き出す
プラス思考になるために、まずは「自分の考えを書き出してみる」ことをお勧めします。
自分の感じていることや考えが文字で見えるようになるので、客観的に物事を捉えやすくなるからです。
結果として、自分のいいところをたくさん見つけられたり、悪い出来事に紐づいていた感情が軽減したり、なくなったりする可能性があります。
その中でもお勧めなのが、1日の終わりに15分程度時間をとり、「良かったこと」「悪かったこと」を箇条書きで書き出すことです。
特に最初は「良かったことを3つ」書き出すことから始め、スラスラ出てくるようになったら、「悪かったこと」も書き出していくといいです。
そして、悪い出来事には自分がコントロールできること、できないことに分けて見て、できないことは「ま、いいっか」と口にして手放していきましょう。
そうすることにより、頭で考えていたモヤモヤがアウトプットされ、スッキリするでしょう。
2-2.体を動かす
体を動かすことは、プラス思考になるためにとても適切です。
例えば姿勢一つをとっても、姿勢が悪かったり、下を向きがちになると、マイナス思考になりやすいと言われています。
これは、姿勢が自律神経とも密接にかかわっているためだと考えられており、逆に上を向いて笑顔でいるようにするとプラス思考になりやすいとも言われています。
それぐらい、体の動きというのは、思考に影響を及ぼすのです。
参考:姿勢の研究(早稲田大学人間科学部 鈴木 晶夫)
そして、体を動かすことは、ネガティブな気持ちを発散させる効果があるとも言われています。
マイナス思考が続いてしまう時には、運動をしてみるのも良いでしょう。
例えば
- 15分走る
- ラジオ体操をする
これだけでも、マイナス思考から抜けやすくなります。
それさえも時間がないという時は、上を向きながらその場で全力の駆け足(もも上げ)を30秒行うだけでも気分転換になります。
他にも、ユーチューブでダイエットやヨガ、筋トレ等、たくさん動画があがっています。
一度に長い時間運動するのではなく、短い時間で継続的におこなうのが大切なポイントです。
運動習慣のない人はできるだけ自分のハードルを下げて、簡単なことから始めてみましょう。
こうした体と精神状態の関係性を理解し、上手く活用することで、マイナス思考から抜け出しやすくなるのです。
参考:体を動かす|こころと体のセルフケア|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省
2-3.感謝リストをつくる
「感謝は、精神的な環境や人生への満足感と強い結びつきがあります。」
「感謝」の心理学 ~心理学者がすすめる「感謝する自分」を育む21日間プログラムより。
そこで、日々または、これまでの人生を振り返り、感謝できることを書き出します。
例えば、
- あの人が元気に挨拶してくれた
- 仕事で、〇〇さんが助けてくれた
- コンビニでくじがあたってジュースを貰えた
- 夜ごはんがおいしかった
という日常の何気ないことや
- 何かを誰かにしてもらった
- 苦しいときに寄り添ってくれた
- 応援してくれた
- 信じてくれた
といったことを、生まれた時から今日までの人生を振り返って、書き出すことも効果的です。
「幼いころに、誕生日に行きたい場所に連れて行ってもらった」なども当てはまります。
これらのリストを書き出してくことで、自分自身が気づいていなかったプラスの出来事を思い出したり、日常をプラスに捉える力がついてきます。
3.自分の内面を根本から変える方法
2章では、プラス思考を比較的簡単に手に入れる方法をお伝えしてきました。
しかしながら、これらは人によっては、効果が薄い場合もあります。
それは、過去のトラウマやマイナスの体験、心の傷などが影響して、やろうとしたことが上手くいっていないという場合です。
ここからは、セルフイメージや価値観など、心理の根本的な部分に対し、根こそぎ解決するための心理学NLPの手法を取り入れた方法をご紹介します。
なかには、イタタタ・・・と思うこともあるかもしれませんが、ここもポジティブに、自分が変化している成長痛だと捉えて、さっそく取り組んでみて下さい。
3-1.自分のマイナスパターンを見つけて取り除く
自分の内面を変えるための方法の一つがマイナスパターンを見つけることです。
自分自身の過去のマイナスパターン、トラウマを根本解決することが重要です。
「人間関係」、「仕事」、「お金」、「恋愛」など生まれてきてから今日までのマイナスの出来事を、年代ごと、項目ごとに紙に書き出して、自分が陥ってしまっているマイナスのパターンを見つけていきましょう。
<例>
0歳~ | 10歳~ | 20歳~ | 30歳~ | 40歳~ | |
人間関係 | |||||
仕事 | |||||
お金 | |||||
恋愛 |
もしかしたら、繰り返し似たような出来事が起きていることに、気づくこともあるかもしれません。
繰り返されるパターンは、なぜ起きているのでしょうか。
それは、自分の過去の体験(多くは幼少期の体験)が大きく関わっていると考えられます。
当時は自分を守るために効果的だった行動が、今となっては制限やマイナスパターンになってしまっている可能性があるのです。
例えば、「言いたいことが言えない」というマイナスパターンが起こっているとします。
この「言いたいことが言えない」というマイナスパターンの根本には、
・幼いころはおしゃべりが好きだった
↓
・ある時親から「うるさいから黙っていなさい」と強く怒られた
↓
・怒られないために、言いたいことを言わないように、自分の中で決めた
という背景があります。
このマイナスパターンを解消しないまま、月日が流れて大人になると、記憶そのものは薄れていっても、「言いたいこと言ったら怒られる」という抑止が無意識に働き続けます。
そのため、自分では自覚はなくても、なぜか「言いたいことを言えない」というマイナスパターンが起こり続けることがあるのです。
このように、まずは自分でも気づいていない、マイナスパターンに気付くことが大切です。
3-2.プラスの意図を探る
私たちが一度マイナスに捉えてしまったものは、どうすれば解消することができるのでしょうか。
知っておきたいことは、実はマイナスに捉えてしまうことが、必ずしも悪いことではないということです。
むしろ、そこから自分が本当に求めているのは何なのかを知ることができる場合があります。
心理学NLPでは、私たちがマイナスに捉えてしまったものにも、その心理の奥底には、自分にとって何かしらのプラスの意味や意図があると考えます。
例えば、「自分にはできない。無理」と思うことには、
「自分にはできない」
↓
「やらない」
↓
「失敗がないので、傷つかなくて済む」
このように、その思いの奥には「傷つかないように自分を守る」といった、プラスの意図があります。
他にも「いつも不安でしょうがない」ということも、その奥には「安心したい」といったプラスの意図、肯定的な意図があるかもしれません。
マイナスに捉えた時は、その奥にある本当に手に入れたい、深い意図に気づき、受け入れ、そして、その意図を満たしつつ『その代わりにできるプラスのことは?』と捉え方を変えることが大切なのです。
やり方は、繰り返し(少なくとも3回~5回)「〇〇(マイナスなこと)と思うことで、何を得ることができるのか?」と自分自身に問いかけていくことです。(紙に書き出していくのもありです)
このようなやり方は心理学NLPでは、リフレーミングと呼ばれており、このように考えることで、ネガティブなものも、実は「私にとって意味があることなんだ」とプラスに捉えることができるようになっていくと考えています。
以上、自分の内面を変える方法をお伝えしてきました。
お勧めは、2章でご紹介している一般的な方法と、3章で紹介した方法を、両方とも実践していくことです。そうすることで、ネガティブな思考から抜け出しやすくなり、プラス思考になることに繋がるのです。
もっと自分の内面と向き合ったり、心理の学びを深めたいと感じられた場合は、一度NLP体験講座をご受講されることをお勧めします。
※【オンラインでも受講可能】NLP体験講座「NLPを学んで仕事や人生をアップデート」
→NLP体験講座(東京・名古屋・大阪・福岡・オンラインで開催中)
4.プラス思考になるためのおすすめ本 厳選2冊
①感謝に関する1冊
感謝と心の関係について、実践プログラムとともに学べる内容です。
どのようにその恩恵が受けられるのかという内容と併せて、具体的な感謝の心を強める方法を教えてくれる1冊です。
②体とメンタルに関する一冊
ベストセラー「スタンフォードの自分を変える教室」の運動に特化した内容です。
体と精神状態は密接に関わっており、心身ともに健康であるために、運動と幸福のメカニズムを踏まえて「体を動かすことの重要性」を説いた一冊です。
まとめ
今回は「プラス思考」についてお伝えしてきました。
プラス思考とは、どんな時も、物事のいい側面を捉え、物事を肯定的に捉えられるようになる考え方のことです。
プラス思考になるためには、2つのアプローチがありました。
- 1つ目は、比較的簡単なお手軽バージョン
- もう一つは、自分のマイナスな内面を根こそぎ変える方法
早く効果を得るためには、両方のアプローチを実践して、自身のマイナスの根本的な原因に気づき、マイナス思考に陥るパターンを見つけ、それを解決していくことでした。
そして、マイナスに捉えてしまう事にも、その奥には何かしら自分にとって意味のある、肯定的な意図があるということを知ることがとても大切です。
皆さんにとってこの記事が、マイナス思考から抜け出し、プラス思考を手に入れることで、人生が楽に楽しくなるきっかけになれば、とても嬉しいです。
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