この記事を読んでいらっしゃるあなたもきっと
今までに褒められた経験をお持ちだと思います。
褒められた際に、
- 恥ずかしいな
- この人本当に思っているのかな
- 私はそんなことない
このように、素直に受け取れない、
褒められるのが苦手だと
感じてしまうことはありませんか?
実は、日本人は謙譲の美徳
(自分を主張するのではなく、
控え目であることが良い)の考えが強いため、
褒められた際に、
上記のように感じる人が多いと言われています。
「褒められているはずなのに、
なんか心がもやもやする」
こういった気持ちになる人は
少なくないと思います。
私も以前まではそうでした。
そんな、褒められた際に
もやもやする私達は
なぜ、褒められることを
苦手と感じてしまうのでしょうか。
本記事では、
褒められるのが苦手と感じてしまう人の、
【心理】【理由】【対応方法】について
ご紹介しています。
一緒に、苦手だと感じてしまう原因を
明確にしていきましょう。
1.褒められることが苦手な人の心理4選
まずは、褒められることが苦手な人に多く見られる、代表的な心理を4つ紹介します。
1-1.恥ずかしい
褒められられることが苦手だと感じてしまう1つ目の心理は、「恥ずかしい」です。
人によって褒められた時の捉え方は様々です。
嬉しいと思う方もいれば、恥ずかしいと思う方もいます。
- 大勢の前で褒められた
- 明らかにお世辞で褒められているのが分かる
- 自己肯定感が低く、自分が思う自分の価値以上に褒められる
上記のような褒め方をされた場合、恥ずかしいと感じる可能性があります。
褒められる行為自体を恥ずかしいと思う場合もありますが、褒められる内容や場所が原因で、恥ずかしいと感じてしまう場合もあります。
1-2.肯定したら変な目で見られないか
褒められられることが苦手と感じてしまう2つ目の心理は、肯定したら変な目で見られないかです。
この心理が働くことで、褒められた際に、
「この人は私の良いところを分かってくれている」
と思っても、
「もし否定をせずに肯定したら、相手や周りから、どんな目で見られるかな」
などと考えてしまいます。
その結果、素直に喜べないことにつながるのです。
日本人は冒頭でもご説明した通り、謙譲の美徳という考えが強いため、このように考える人は少なくないと思います。
このような背景から「肯定したら変な目で見られないか」という心理が働き、褒められることが苦手だと感じてしまう場合があります。
1-3.疑ってしまう
褒められられることが苦手だと感じてしまう3つ目の心理は、疑ってしまうです。
この心理は物事をよく考える傾向がある方にありがちなことです。
たとえば、上司から褒められた際に、
- 何か裏があるのではないか
- この後仕事を頼むために褒めているのか
- 本当にそう思っているのか
など、疑いの心理が働くことで、褒められるたびに様々なことを考えてしまいます。
素直に言葉通りに受け取ることができないパターンの多くは、心のなかで疑いが発生しているケースがよくあります。
そして、褒められては疑うといったことを繰り返すうちに、褒められることが苦手だと感じるようになります。
1-4.プレッシャーに感じてしまう
褒められられることが苦手だと感じてしまう4つ目の心理は、プレッシャーに感じてしまうです。
本来であれば嬉しいことであるはずですが、なかには褒められることをプレッシャーとして受け取ってしまう方もいます。
例えば、先輩に頼まれた仕事を終わらせた際に、
「〇〇さんにこの仕事を任せて、本当に良かった、ありがとう」と言われたとします。
その際に、褒め言葉を、プレッシャーとして受け取ってしまう方の場合、
- 次回もこのクオリティーで仕事ができるか
- 次回、今回の結果を越えられないとがっかりされてしまう
など、本来は褒められているにも関わらず、プレッシャーを感じてしまいます。
褒められる行為をプレッシャーとして捉えることで、褒められることが苦手だと感じてしまうのです。
2.褒められることが苦手な理由5選
次に、褒められることが苦手な人に多く見られる、代表的な理由を5つ紹介します。
2-1.自己肯定感が低い
褒められることが苦手な理由の1つ目は、自己肯定感が低いことです。
自己肯定感とは、自分の価値や能力を認識し、ありのままの自分を受け入れる感覚です。
日本は周りの国と比べ、自己肯定感が特に低い国と言われています。
そんな自己肯定感が低い人は、自分の価値や能力を低く見積もる傾向にあります。
逆を言えば自己否定が強い。
自己否定が強い人は、褒められても、「いや、そんなことないです」と返すのが当たり前になってしまいます。
そのため、自己肯定感が低いと、褒められても、
- 自分はそんなことはない
- 褒められるほど高い能力は持っていない
など考え、素直に受け取れないのです。
自分に対する評価が低いため、「自分は、褒められるような人ではない」とどんな褒め言葉も受け取れないのです。
2-2.周りに褒め方が下手な人しかいない
褒められることが苦手な理由の2つ目は、周りに褒め方が下手な人しかいないことです。
周りに褒め方が下手な人しかいない場合、それが原因で、褒められることが苦手だと思ってしまう場合もあります。
下手な褒め方とは、例えば、
- 明らかにわざとらしい褒め方
- 社交辞令の口だけの褒め言葉
などです。
「〇〇ちゃんかわいいね~」
「〇〇くんかっこいいね~」
など、
「それみんなに言ってない?本当にそう思ってるの?」
といった状況に陥った経験はありませんか?
下手な褒め方ばかりされていると、褒められることに対して、
「本当に思ってるの?」
「どうせ本心ではないんだろうな」
と疑問が生じ、褒められることが苦手だと感じる場合があります。
2-3.相手に心を許していない
褒められることが苦手な理由の5つ目は、相手に心を許していないことです。
例えば何かアドバイスを受け取る際に、
- 心を許して信頼をしているAさん
- あまり関わりがなく心を許していないBさん
両者から同じことを言われたとしても、
Bさんのように心を許していない先輩や上司のアドバイスは、なかなか素直に受け取れないのではないでしょうか?
おそらく、多くの人にこのような経験があるのではないかと思います。
心を許していない相手の意見って、なぜか受け取りにくいですよね。
褒め言葉も同じです。
心を許している相手からの褒め言葉は素直に受け取れますが、心を許していない相手の場合、素直に受け取れないことがあります。
心を許していない相手に褒められることが続くと、褒め言葉を素直に受け取れない回数も増えます。
その結果、褒められることが苦手だと感じるようになります。
このように、相手との信頼関係が原因で、褒められることが苦手だと感じるケースもあるのです。
2-4.マウントをとられている気持ちになる
褒められることが苦手な理由の4つ目は、マウントをとられている気持ちになることです。
【マウントをとる】とは、相手よりも上のポジションを取り、優位性を自慢したり、威圧的な態度をとることです。
例えば、
相手:「〇〇さんテストの点数90点だったんだね、凄いね」
自分:「どうせ君は僕よりいい点を取ってるんだろ」(心の中の声)
相手:「◯◯さん本当に可愛いよね」
自分:「絶対自分のほうが可愛いと思ってるでしょ」(心の中の声)
このように、相手がマウントをとっているつもりがなくても、マウントをとられていると感じることで、褒め言葉を素直に受け取りにくくなります。
特に、普段から偉そうにしている人や、上から目線な人。
このような人に褒められる場合は、マウントを取られている気持ちになりやすく、素直に褒め言葉を受け取れません。
2-5.褒められた経験が少ない
褒められることが苦手な理由の5つ目は、褒められた経験が少ないことです。
物心がついてから現在まで、褒められた経験が少ない人は、褒められることが苦手だと感じてしまう場合があります。
経験が少ないので、褒められないことが普通というイメージを自分に抱いているため、稀に褒めれたことに対して、違和感を感じたり、どんな反応をしてよいか分からなくなり、褒められることが苦手だと感じるのです。
皆さんも自分に対して抱いている印象と、違うことを言われたときに、違和感を抱いたり、どう反応すればよいか迷った経験あると思います。
それと同じで、褒められる経験が少ない人は、無意識に、褒められないことが普通だと認識します。
そのため、褒められると普通ではないことが起こったと感じ、褒められることが苦手だと感じます。
3.対応方法3選
最後に、対応方法を3つ紹介します。1から3まで順番を踏んで行ってみましょう。
3-1.否定をせずに素直に受け取る
対応方法の1つ目は、否定せず素直に受け取ることです。
褒められた際には、まずは否定せずに素直に受け取ることを意識してください。
ついつい「そんなことないですよ」と言いたくなってしまう気持ちは分かります。
ですが、否定をすることで褒めてくれた相手は、言ってはいけないことを言ってしまったかなと、
不安な気持ちになります。
褒められたことを素直に受け取ることで、相手も褒めてよかったと思ってくれるのです。
素直に褒め言葉を受け取ることで、あなたの自己肯定感も上がるでしょう。
なので、否定をせず素直に褒め言葉を受け取りましょう。
3-2.ありがとうと感謝の言葉を伝える
対応方法の2つ目は、【ありがとう】と感謝の言葉を伝えることです。
否定をせずに素直に受け取ることができたら、褒めてくれたことに対して、ありがとうと感謝の言葉を伝えましょう。
感謝の言葉はすごく影響力をもっています。
褒められたことを素直に受け取り、感謝の言葉を伝えることで、お互いに良い気持ちになることができます。
あなたがどう感じているかに関係なく、少なくとも相手はあなたのことを素敵だと感じているからこそ褒めています。
過剰な謙遜はお互いにとっていい結果とはなりませんので、相手の気持ちを尊重するという意味でも、褒められた際には感謝の言葉を伝えるようにしてみましょう。
3-3.相手の良い部分を見つけて伝える
対応方法の3つ目は、相手の良い部分を見つけて伝えることです。
まずは、
- 否定せずに素直に受け取る
- 次に【ありがとう】と感謝の言葉を伝える
- 最後に、相手の良い部分を見つけて伝える
こちらを意識してみましょう。
例えば、
相手:「〇〇くんテストで100点取ったんだって凄いじゃん!」
自分:「△△くんが教えてくれたおかげだよ!こちらこそありがとうね」
このように、褒められた際に、相手の良い部分を見つけて伝えることで、褒められた側も、褒めた側もお互いにいい気分になります。
また、自分にとって、褒められたことを認めた上での感謝になるので、自己肯定感や自分に対するイメージが上がります。
相手の褒め言葉を素直に受け取れたからこそ、相手の良い部分を伝えることができるのです。
4.まとめ
褒められることが苦手だと感じるのは、自分・相手に様々な要因があって、褒められることを苦手だと感じてしまうのです。
ですが、相手はあなたに対して本当にそう思っているからこそ、その気持ちを褒め言葉として、伝えてくれているのだと思います。
褒められることが苦手なことは決して悪いことではありません。
一方で、褒め言葉をしっかりと受け止められるようになることで自分に対する自信や周囲への感謝などいい効果が多くあります。
褒められることが苦手という悩みをお持ちでしたら、少しずつ受け取っていくことにチャレンジしましょう。
最初から全部を受け取ることは難しいと思います。
苦手だと感じる原因を明確にし、少しずつ褒め言葉を素直に受け取れるようになりませんか?
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